日本に自生している植物なら、四季を問わず屋外での管理ができますが、塊根植物はそうはいきません。
屋内で管理するための置き場所を考えなければなりません。
屋内で管理することの問題点
植物たちを屋内で管理するには問題があります。
- 光が充分に当たるか
- 適度な風通しがあるか
- 植物に適した気温か
光が充分にあたるか
耐陰性がある植物ならいざ知らず、塊根植物や多肉植物は大部分が太陽大好きです。
光が当たらないと充分に生育できずに徒長したり、最悪枯れてしまいます(´;Д;`)
人の目には屋内の明るさは充分なように見えても、植物達にとっては物足りないんです。植物育成ライトなどで光を補ってあげる必要があります。
適度な風通しがあるか
風も植物にとっては大切な要素。
風があることによって、徒長が抑えられたり、空気が循環して空気中の水分が調整されます。
屋内では無風状態になってしまうので、植物にとって好ましくない環境となってしまいます。
とはいえエアコンやヒーターの風を直接植物に当てるのは厳禁!
枯れます(゚o゚;;
植物に適した気温であるか
屋内でも人が寝る時間は空調を切ってしまうと、夏の熱帯夜や真冬の深夜は思った以上に気温が変化します。
植物にとっては大きなダメージを受けてしまうほどの温度変化も…。
メタルラックに塊根植物を置いてみる
これらの問題点を回避するため、ずーっと昔からあるけど使ってなかった高さ140cmのメタルラックを植物用に活用しています。
本当なら高さ約180cm、幅120cmのメタルラックが良かったんですが…(^◇^;)
しかしただメタルラックを使うだけでは何も問題は解決しません。
追加でこんなものたちを用意しました。
- プラダン
- クリップ式サーキュレーター
- パネルヒーター
- ダクトレール
- テーブルマット
- 磁石
- 結束バンド
プラダン
プラスチック素材のダンボール風のシート。
これを使ってメタルラックの側面、奥面、上部を囲います。
プラダンはサイズ展開も豊富、切ったり加工しやすい、断熱効果もあり、と優秀な資材です。ホームセンターにも売ってます。
クリップ式サーキュレーター
風を発生させるため、小型のサーキュレーターを用意します。
クリップ式だとメタルラック内に配置しやすく便利です。
コンセントを取る必要があるのですが、ダクトレールにこんなのを付けておくと便利です。
パネルヒーター
夏場は不要ですが、冬場に必要となります。
この上に鉢を置くことでほのかに温めてくれます。
ダクトレール
植物には光が必要。ダクトレールを設置して、植物育成LEDライトをつけましょう。
メタルラックと結束バンドは相性がよく、ダクトレールもしっかり固定できます。
ソケットは使用するライトの口金に合わせて購入しましょう。
テーブルクロス(透明)
メタルラックの前面に吊り下げておくことで、断熱効果を狙います。
前面にプラダンを立てかけておいてもいいのですが、中が見えなくなってしまいますので…(^◇^;)
磁石
テーブルクロスにつけておいて、メタルラックの柱に張り付くようにします。
これで隙間が少なくなるようにします。
テープタイプのマグネットが便利です。
結束バンド
プラダンはキリなどで穴をあけて、メタルラックと結束バンドで固定します。
メタルラックの支柱の太さにもよりますが、長めの結束バンドを用意した方が無難です。
メタルラックを活用した植物用棚
だいぶごちゃごちゃしてますが、なんとかこれで一部の植物たちは成長しています(^◇^;)
各種ライトはすべてスマートプラグに接続されており、自動点灯/消灯。
これではまったく収まりきらないのですが(笑)
とりあえずパンパンに詰め込んでいるので、念のため前面には100均のベルトで落下防止をしています。
本当は上段の高さを確保して一番上にダクトレールを設置したかったんですが、使い古しのメタルラック。
棚ががっちり噛み合って外れませんでした(笑)
最上段に高光量のライトを配置できれば、メタルラックは棚板が網状になっているので隙間から下部にも光を届けることができる…のですが(^◇^;)
冬の温度管理
ちなみに冬の温度管理はテーブルクロスを下ろすことで密閉します。
そこにこれを追加すれば万全!
が、エアコンで温度管理するのが一番早いです(笑)
※こちらの記事もどうぞ。
市販の温室を使うのもあり
もちろん市販の温室を使うのもありです。
カバーが棚にぴったりフィットするので、冬時期はしっかり保温できます。
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