真冬の寒いこの季節、屋内管理している植物たちのため、エアコンの暖房で室温が下がり過ぎないようにしています。
が、厄介なのは暖房の風って植物に悪いんです。
そんなお話。
エアコンの風が植物にあたるとどうなるか
葉がカピカピになって枯れます。
植物は根から水分を吸い上げて幹や葉に水分を送り届けています。
葉からは水分が蒸散されています。
マメ科の植物なんかは夜に水分が蒸散されるのを防ぐように葉を閉じたりします
例えば次のようなイメージです。
青い矢印が植物が吸い上げることができる水分の量。
赤い矢印が葉などから蒸散する水分の量だとします。
一番左は吸い上げる量と消費される量が釣り合っているのでよい状態。
真ん中はあまり過湿な状態で根腐れの恐れが。
一番右は蒸散する水分量が多く、必要な水分が確保できない状態。
冬はただでさえ空気が乾燥しているところにエアコンの風があたるとさらに蒸散が加速して、一番右の状態になってしまいます。
人もエアコンの温風にあたってると肌がカサカサになるのと一緒です。
葉の面積が大きくて薄い植物が陥りやすい印象です。
葉が乾燥して枯れ始めた時にやってはいけないこと
やってしまった(゚o゚;;
と思ってやりがちなのは水をじゃぶじゃぶ与えること。
でも植物が吸い上げることのできる水分量って変わらないんですよね。
いくらものすごい蒸散してしまってカピカピにになったからといって、グングン吸い上げ始めるわけじゃないんです。
だからここであまりにも水を与えすぎると…反対に根腐れします。
葉の水切れと根腐れのダブルパンチじゃどうしようもないじゃないか
エアコンの風のよる枯れの予防
エアコンの風から植物を守るにはどうしたらいいでしょう。
- 直接エアコンの風を当てない
- 加湿しておく
- 葉水をする
- 直接エアコンの風を当てない
-
葉に直接エアコンの風が当たっていると、余裕で枯れます。
エアコンの真下など風が当たらない場所に植物を配置するか、壁を設けて風よけをしてあげましょう。
- 加湿する
-
乾燥好きな植物も多いので湿度設定は悩ましいですが、加湿器を置いて湿度を上げてあげることで葉からの蒸散を低減することができます。
できればハイブリッド式でタンク容量の多いタイプがオススメ。
- 葉水をする
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手軽にできるのが霧吹きなどで葉に水をかけてあげる方法です。
1〜2回ほどかけてあげることで葉の潤いを保つことができます。
できるだけ細かいミスト状の霧吹きがいいです。
あまりにも水をかけてしまうと植物の周囲がビチャビチャになってしまいますし、何より残った水分が蒸発する際、余計に乾燥させてしまいます。
お風呂あがりに即化粧水付ける理由と一緒ですね
まとめ
真冬の敵は温度だけではありません。
乾燥する季節、植物にとっても堪えるものです。
乾燥肌だから気持ちが分かるなー
空気を動かすことは植物にとって必要なことですが、ホントにエアコンの風には注意しましょう。
室内で管理している植物の乾燥に困ったら、まずは葉水をしてみることをオススメします。
ではではまたー(°▽°)
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