パルダリウムってご存知ですか?
アクアリウムやテラリウム、ビバリウムなど、○○リウムと呼ばれるものは他にもありますが、パルダリウムは主に湿地や熱帯雨林の環境を再現したもの。
しっかりと植物が生い茂るとめちゃめちゃキレイなんです。
そこで、手持ちの植物たちを使って省スペースなパルダリウムを立ち上げていきたいと思います(°▽°)
なんでパルダリウムを省スペースに?
パルダリウムは湿度を保つ必要があるため、水槽や専用のケースの中にその環境を作っていきます。
しかし…
うちの主役の塊根植物や多肉植物たちに占領されて広いスペースが確保できない…(笑)
ただパルダリウムはそこそこの広さがないと植物を植え込む壁が作れなかったり、用土の量が少なくて湿度を保てなかったりします。
逆に塊根植物は植物のサイズに合わせた方が余計な水保ちしなくていいんだけど
そこをあえてミニ水槽でパルダリウムを立ち上げていきたいと思います。
果たしてミニ水槽でパルダリウムが成り立つんでしょうか(^◇^;)
用意したもの
水槽
まずはパルダリウムを立ち上げるケースが必要です。
用意したものというかうちにあったやつを使います。
幅17cm×奥行き17cm×高さ17cmという小さな水槽。
17cmキューブ(笑)
蓋付きですが外掛けフィルターを設置する前提の穴が空いており密閉できないタイプ。
おおよそパルダリウム向きでは無いんですが(笑)
LEDライト
小型の水槽なのでライトも小さいものを使っていきます。
これだけ小さくても赤と青のチップが付いてます。
壁を作るための「土」
パルダリウムに壁は必須。
普通の観葉植物の土を使ってもぼろぼろと崩れてしまうので、粘性の高い用土を使用します。
楽チンなのはモデリングソイルを使う方法。
これなら様子を見ながら水を加えて練ると粘土のように成形ができます。
自分で作るなら、細かく刻んだ水苔とケト土を混ぜ込むのがオススメ。
ケト土は粘土!って感じなので混ぜ込む水苔が少ないとガチガチに固まってしまいますが、うまいこと調整するとしっかりと形を保ってくれます。
生花用吸水スポンジ(フローラルフォーム)
壁の成形にモデリングソイルとかだけ使用すると、けっこうな量を使うことになります。
また土だけで壁の厚みを出そうとするとめちゃめちゃ重くなります。
そこで、生花用のスポンジを先に設置してその上に土を成形していきます。
生花用のスポンジはホームセンターか100均の生花コーナーか造花コーナーにも置いてます。
ただこのまま使うには厚過ぎるので包丁で薄くカットしちゃいましょう。
切る時の感触がなんとも言えない快感です(*´-`)
植えれる君が定番の商品ですが、元の厚みがあるので好きな形にカットできることと、コスパの面で生花用スポンジで十分だと思ってます(^◇^;)
底床
湿地や熱帯雨林の環境を再現と考えると、常時湿度を高く保つ必要がありますが、普通の水槽だと水を抜いて交換するといったことが簡単でないんです。
底床は水気が多くても平気なものを使っていきます。
- ハイドロコーン
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1番底にはハイドロコーンを敷いてしまいます。
- 水苔
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ハイドロコーンの上に水苔を敷いていきます。
水苔は色んな時に使うので、たくさんあっても困りません。
- ソイル
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底床の最後にこれはあってもなくても…ですがソイルを。
水苔が底床表面を覆っているとどうしてもパルダリウム全体が明るくなってしまうので、底床の表面をソイルで覆うと植物の色が際立ちます。
パウダータイプのソイルがオススメ。
接着剤
- バスボンド
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生花用スポンジを固定するのに使います。
水を弾くので手に付かないように気をつけましょう…。
- アクアリウム用接着剤
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水草をくっつけたり、レイアウト用の流木や石を固定するのに使います。
GEX アクアテラリキッド
パルダリウムは湿度の高い環境を維持していくのでカビは発生するものだと思って運用していく必要がありますが、立ち上げ直後からカビ抑制しておくことが大事。
レイアウト用の資材
流木や石を配置してかっちょよくしましょう。
流木は同じ形他にないので、店頭で選ぶのがいいですね。
石もレイアウトにはいいですよね。
明るめの色の方が好みです。
いざミニパルダリウム立ち上げ
ようやく本題です(^◇^;)
パルダリウムの壁を作るぞ
作業中に水槽を斜めにしたりするので、底床を投入する前に先に壁から作っていきます。
生花用スポンジを適当なサイズにカットしましょう。
コイツをバスボンドで水槽に貼り付けていきます。
水槽の側面にも壁を作るなら、生花用スポンジは斜めにカットしといた方がいいです。
お次はモデリングソイルを生花用スポンジの上に被せていきます。
少しずつ重ねてきっちり伸ばして貼り付けて…の繰り返し。
しっかり貼り付けないと乾いたときに崩落します(゚o゚;;
底面までモデリングソイルを被せてしまうと水分が生花用スポンジに届かなくなるので底床の高さくらいまでは隙間を空けておきます。
パルダリウムの底床を投入するぞ
まずはハイドロコーンを底面いっぱいに。
17cmだと2Lは余計でした。
お次は水苔を適当に細かくしながら敷き詰めていきます。
植物がしっかり根を張れるようにお祈りしながら敷き詰めましょう。
今回は最後にソイルを敷き詰めました。
そこにレイアウト用の流木と各種植物たちを投入。
投入した植物たち
- アルディシア sp.Putussibau Kalimantan barat
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一応メインの植物になる予定。
別なところで管理していたものの先をカットしてきて挿しました(笑)
- ミクロソリウム・トライデント
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水槽の中でワサワサと大量になってしまった一部を投入。
水上化するステップを踏んでないので、一度枯れる予定(゚o゚;;
- コウヤノマンネングサ
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苔です(笑)
高湿度好きそうなのでちょうどいいかと思ったのと、ヤシの木みたいな風貌なので存在感があります。
- オオカサゴケ
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また苔です(笑)
こちらは換気が必要なので、少し管理は難しいかも。
- モス
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水槽に入ってたモスを取り出してきて壁にくっつけてみました。
なんのモスだろう…。ウィローモスはあの水槽には入れてないハズなんだけど…。
まとめ
まとめというほどでもありませんが…(笑)
今回使った資材類は、アクアリウムや植物育てるのが好きな人ならば、比較的手元にあるのも多いのではないでしょうか。
投入した植物がいきなり水槽から外界に出されたものもあるので、定着する前にロストするものも多そうです。
暴挙だ!
塊根植物や多肉植物とはまた違った楽しさがありますし、パルダリウムにはパルダリウム特有のキレイさがあります。
上手いこと定着してくれるといいんですが…(^◇^;)
※別バージョンはこちら。
ではではまたー(°▽°)
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