植物育成LEDライトのオンオフが面倒
屋内で植物を育成する際、部屋の明かりで十分に成長するものもありますが、光が大好きな植物にとっては植物育成LEDライトが欠かせません。
が、常時ライトの明かりを当てっぱなしという訳にもいきません。自然界では「昼」と「夜」が分かれています。ずーっと昼が続いてしまったら体内のリズムが崩れて人間だって体調を崩してしまいます。
だから、植物育成LEDライトと言えども、点灯し続けるだけでなく、仮想的に「夜」として消灯してあげましょう。
やり方は至って簡単。朝スイッチをオンして、良い時間にスイッチをオフするだけ。ただそれだけ。でもそれって本当にただするだけ?
え? 自分で消すの?
- 1年365日やらなきゃいけない
- 1日あたり10数時間は点灯した状態をキープしなければならない=点けたら消さなきゃいけない
作業は簡単ですが毎日欠かさず作業をするとなると、1日たりとも家を開けることができません。
また、1日あたり10数時間の点灯時間を確保しようとすると、朝寝坊せずに点灯しないといけません。
夜に寝落ちて朝…なんて訳にもいきません。
まあ実際には1日くらいライトが点灯しなくとも、逆に点けっぱなしでも、植物が即座に弱ってしまうわけでもありませんが。
しかし、人の手でオンオフしてると、稀に忘れることがあります。消灯の時は部屋の電気を消すついでにオフにすればタイミングを忘れることはほぼありませんが、点灯するのを忘れることがたまにありました。
植物育成LEDライトを自動でオンオフする方法
人手でオンオフしてると大変なので、自動でオンオフすることを考えてみます。
自動なら楽チン(°▽°)
方法① デジタルタイマー/コンセントタイマーを使う
前からある方法です。
LEDライトのコンセントプラグを、次のような機械につなぎます。そして壁などのコンセントへ。オンの時間とオフの時間をデジタルタイマーに設定すると、LEDライトへの給電を設定した時間に自動でコントロールしてくれます。
方法② タイマー付きの植物育成LEDライトを使う
植物育成LEDライト自体にタイマー機能が付いているものがあります。ありますというか、むしろ付いている方が多いかも。
設定してから○時間点灯後、自動で消灯→設定した時間に点灯、を毎日繰り返します。
ライトが1灯だけで済むならば、これで十分事足ります。
方法③ スマートプラグを使う
スマートプラグを使うのが1番オススメ。スマートプラグとは、簡単に言うとWi-Fi機能がついたコンセント。
専用のアプリを使うことで次のようなことが簡単にできます。
- オン/オフの切り替え
- オン/オフの状態確認
- オン/オフのスケジュール設定
1と2については、外出先からでもオンオフを切り替えたり、給電状況を確認することができます。
3についてはオン/オフの時間を設定できることができます。
オススメのスマートプラグ
TP-LINK Tapo P105
TP-LINKから販売されているスマートプラグ。専用アプリ「Tapo」でコントロールできます。
TP-LINK HS105
こちらもTP-LINKのスマートプラグ。同じ販売元ですが、こちらは「Kasa」というアプリを使って操作します。
Meross スマート電源タップ
こちらは電源タップタイプのスマートプラグ。USBの口を除き、AC部分のコンセントは独立してオンオフをコントロールできます。スケジュールの時間帯をずらしたい時は便利です。(水草育成の際、昼はco2添加、夜はエアレーションしたいなど)
アイリスオーヤマ スマートプラグ SMT-PL1
アイリスオーヤマも出してます。ほかの製品は本体が横長だったりする中で正方形。
基本的にやれることは変わらないので、見た目の好みで選んでもいいかも(°▽°)
スマートプラグを植物育成に活用する
スマートプラグを植物育成に活用すると、ライトのオンオフだけでなく、サーキュレーターや加湿器なども自分がどこに居ようと場所に制限されずにコントロールすることができます。
また、水草を育成しようとするとco2を添加したくなりますが、夜は添加をやめたい…代わりにエアレーションして…というのも、スマートプラグが2個あれば自動で実現できます。(通電時閉の電磁弁なら1個でも可能)
スマートプラグとは違いますが、SwitchBotを使えばスマートプラグでコントロールできない、空気清浄機や除湿機の制御までも可能に。
※こちらの記事もどうぞ。
スマートプラグを使うときの注意点
便利なスマートプラグですが、注意しなければならないことも。
スマートプラグのタコ足配線に注意
スマートプラグを使って複数のLEDライトをコントロールしようとすると、
壁コンセント→スマートプラグ→電源タップ→LEDライト
のように、スマートプラグから電源を分岐して使用することになります。
スマートプラグに限った話ではありませんが、1つの機器で耐えられる電流の上限は決まっています。それ以上の機器を接続すると、発熱や発火などの危険性があるので、機器のつなぎ過ぎには注意しましょう。
接続する機器が消費するワット数を足し算して、使用するスマートプラグの制約を超えないように!
スマートプラグの極性に注意
TP-LINKなどのスマートプラグは、電源プラグに極性付きプラグデザインが採用されています。
このせいで、普通の電源タップなどに差すことができません。
壁のコンセントなら挿せます
極性付きってそもそも何よって話ですが、壁のコンセントをよーく見ると、左右の穴の大きさが微妙に違うんです。
長い方が接地側(コールド)、短い方が非接地側(ホット)。
普段よく使う家電では左右の違いを意識する必要はないんですが、TP-LINKのスマートプラグは、プラグ自体左右の大きさが違います。
下の画像はHS105。分かりやすいように赤枠で括ってみました。Nと書かれている方が明らかに長い(゚o゚;;
このせいで普通の電源タップに差せません。壁からじゃなく電源タップから給電するにはN極に対応した延長コードをかませる必要があります。
一緒に購入しないと、「差せない…(゚o゚;;」なんてことになるので注意が必要です。
電源差しただけで動く家電にしか使えない
スマートプラグはあくまでも「給電のオン/オフの切り替え」をするもの。給電されていても起動に操作が必要な家電には使えません。
例えば、安いサーキュレーターはダイヤル式のスイッチをOFFの状態にしなければ電源を差しただけで動きます。一方ちょっといいやつになると、ボタン式のスイッチで稼働中に電源プラグを抜き差しすると止まったまま…。
実は前段で紹介した、タイマー付き植物育成LEDライトはスマートプラグでは使えません。正確には使えるけど、一度給電が切れると、復電しても切れたまま。点灯にはライトのスイッチで操作してあげる必要があります。
暖房器具などに使うのは危険
言わずもがな、人が近くにいないと危険を伴う家電に使うのはやめましょう。
ホント危ないので…(゚o゚;;
まとめ
注意点はありますが、スマートプラグを使ってみるとその便利さは手放せなくなるものです。
忙しくて思うように時間が取れない、少しでも効率化したいという方にこそ、こういった製品を活用して、植物たちにとって理想的な環境を作り出せるといいですね(°▽°)
さほど高いものでもないので、一度試しに使ってみてはどうでしょうか(°▽°)
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