パキポディウム・カクチペス(Pachypodium rosulatum var. cactipes)の実生記録。
播種から2ヶ月の記録です。
播種〜発芽(2021/06/05)
カクチペスの種子を13粒入手。グラキリスと同じくrosulatumなだけあって、種子はグラキリスと瓜二つ。

一晩メネデールに浸けておまじない。
他のパキポディウム同様に好光性のはずなので、表面に種まき(°▽°)

翌日に反応がありました。
1粒がモゾモゾと。

3日目(2021/06/06)
他の粒も動き始めました(°▽°) と言っても追加で1粒。ここまでで2/13粒の発芽。

5日目(2021/06/08)
続々と動いてきました。発芽タイミングが揃いませんが、数日なので許容範囲内。
1番初めに動き出した子はなんか怪しい色してます…(゚o゚;;

8日目(2021/06/11)
最初の1粒は溶けてしまいそうですが…まだポツポツと発芽します。
順調に伸びている株は双葉を開いてくれました(°▽°)

1つすでに二股になってる株があります。
将来有望ですね(*´-`)

11日目(2021/06/14)
なんの種でもそうですが、根が上手く潜らない株があります。バーミキュライトが水を吸うと塊になってしまうのでそれも原因なんでしょうか…?
とはいえ赤玉土の極小粒だけで表面を構成しても根が潜れないこともあり…悩ましいところです。
手をかけて、土を補充したりもできますが、自然界で根が潜れない株はどうなるんでしょう? ちとあえてこのままにしてみます。


根が潜れず倒れたままだと、葉が濡れたままになってダメになってしまったり…
それにしても艶かしい感じです(〃ω〃)


18日目(2021/06/21)
1週間経つとさらに3粒発芽してます。これで10/13粒が発芽。
なかなか良い発芽率ではないでしょうか。1粒はすぐに溶けてしまいましたが…。それ以外は順調に成長しているように見えます。
根が飛び出している株もまだ元気そう。


30日目(2021/07/03)
そうこうして油断しているとこうなります。根が飛び出したままだからでしょうか。それとも腰水で濡れた用土に葉茎が付いていたからでしょうか…。
急激に葉の色が変化してます。


38日目(2021/07/11)
順調な株は次々に葉を開いてます。もちろん木質化のかけらも見当たりませんが、徐々に成長中。
根が潜れない株も、起き上がれてはいないものの新たな葉を展開。


45日目(2021/07/18)
成長は鈍化し始めました。
残る種子の新たな発芽もなし。
長らく蓋付きのケースで腰水を続けていましたが、いい加減ケースからは出してあげようかと思い始めました(^◇^;)


51日目(2021/07/24)
二股の将来有望株が(゚o゚;;
蓋付きのケースから出そう出そう思っていて出してませんでしたが、これは急ぎ出した方が良さそうです…。


61日目(2021/08/03)
蓋付きのケースからは出しましたが…二股君の状態は改善しません…。
それどころかノーマークだった右下の株が瀕死状態(゚o゚;;


あとから前回の写真を見てもそんな気配はなかったと思うのですが…。ただ前回の写真から分かることはやたらと葉に水分が付着していました。この状況はケースから出した時も同様だったと記憶しています。気化する時に必要以上に水分を奪ってしまった…のではないかと考えています。
徐々に腰水からの脱却も考えなければいけませんが、少し状況落ち着いてからですね(^◇^;)
播種から2ヶ月まとめ
- 発芽率77%(10/13)
- 生存率69%(9/13)
- 発芽はバラついたが半月で発芽し切った感じ
最初にロストしたのは発芽直後だったため原因は分かりませんが、恐らくは対応もできない類の理由だと思います。
問題は蓋付きのケースで多湿環境から常湿環境に移す時。環境変化が及ぼす植物に対する影響が大きいように感じます。未成熟の株なのでなおさら。
蓋付きのケースで管理するのは極力「発芽する時だけ」に限るようにする工夫が必要ですね。
個別の鉢に蒔けるのが一番だとは思いますが…(^◇^;) そうすれば発芽した順に常湿の環境に移したりできますし…。
もう一つは発芽するタイミングを合わせるような工夫をして、双葉開いたらすぐに常湿環境にしてあげて、多湿環境に慣れる前に対応するとか…。
なんにせよ実験する必要がありそうです。
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