種子の好光性と嫌光性

種子が発芽するためには大きく4つの要因が関係しています。

  • 温度
  • 酸素

水や温度は言わずもがな。

酸素に関しては種子も呼吸しているので当然必要となります。

ここでは種子が発芽するための要因である、について書いていきます。

目次

好光性種子と嫌光性種子

小学生の頃、学校でアサガオを植えた人は多いはず。

土に指で穴を作って、そこにアサガオの種子を投入。さらに土をかけて種子を隠して…なんてことをしましたよね。

その時の記憶が頭のどこかに残っていて、種子とは土に埋めるもの。そんなイメージを持っている人も多いんじゃないでしょうか?

記憶はなくてもなんとなく刷り込まれている人は多いはず

でもそんなことはないんです。

も発芽のための要因になります。アサガオのように土に埋めて発芽を待っていても、暗くて発芽しにくくなる種子があります。

光を浴びていることで発芽のスイッチが入る種子は「好光性種子」。

逆に光を浴びていると発芽率が下がる種子は「嫌光性種子」。

中にはそのどちらでもない、光が発芽要因とはならない種子も。

好光性種子(光発芽種子)

好光性種子とは

発芽に光が必要となる種子のことです。

「光」と言っても、660nm程度の赤い光が必要になります。

太陽光は色々な波長を含んでおり、もちろん赤い光も含まれています。

この赤色光を受けたフィトクロム(色素タンパク質の一種)の活動により種子が発芽に向けて動き出します。

フィトクロムの働き

フィトクロムは赤色光と遠赤色光を吸収する2つの型があります。この2つの型は赤色光、遠赤色光を受けることで、相互に変化します。

Pr型 :発芽を抑制。赤色光を吸収する

Pfr型 :発芽に向かう。遠赤色光を吸収する

  1. 赤色光を受ける。
  2. Pfr型に変化。
  3. ジベレリン生成。
  4. 発芽。

逆に、

  1. 遠赤色光を受ける。
  2. Pr型に変化。
  3. …(°▽°)?

オン/オフスイッチみたいなものですね。

好光性種子の蒔き方

何はともあれ光を浴びるために、種子を土で覆うことはせず、用土の表面に並べるように播種します。

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好光性種子を蒔く時に気をつけること

好光性種子の播種は簡単ですが、注意する点もあります。

乾燥する

種子が外気に晒されてしまうため、思いの外乾燥してしまいます。

発芽させるために光を当ててるのに、乾燥して発芽に必要な水分が確保できなくなってしまっては本末転倒です(´;Д;`)

蓋付きのケースで腰水したり、ラップをかけたりして湿度を確保しましょう

灌水で流れる

好光性種子は微細なものが多いです。(小さくて種子自体に含まれる栄養が少ないから、すぐにでも光合成して栄養作りたい派なんですね)

表面に目の大きい用土を使用していると、種子が流されて鉢の奥深くへ…。

用土表面をバーミキュライトなど細かい粒の用土にする、上から灌水せずに底面給水するなどの対策が必要です

食べられる

これは屋内ではありませんが、屋外で撒く時に土に守られていないと、鳥などが食べます(笑)

カカシって効果あるんですかね??

嫌光性種子(暗発芽種子)

嫌光性種子とは

光で発芽が抑制される種子のことです。

好光性種子と逆ですね。

冒頭に挙げたアサガオなんかがこの類で、光を遮る為に土で覆います。(覆土)

(フィトクロムPfr型からPf型に変化するのが遅く、Pfr型同士が阻害し合ってしまうのが嫌光性と思ってますがどうなんでしょう??)

嫌光性種子の蒔き方

種子自体の直径の3倍程度土を被せます。

箸とかで穴開けて、そこに種子を埋めたりしますね。

もしくは鉢をアルミホイルや黒いフィルムで覆って光を遮るのもありです。

嫌光性種子を蒔く時に気をつけること

見えない

光を遮る為に隠すので、物理的に見えません(笑)

発芽したら光合成のために光が必要なので、遮光している場合は定期的な確認が必要です。

蒔いた量などは事前に把握しておきましょう。(当たり前)

深くし過ぎない

発芽するかもしれませんが、深くに植えられたらきっと植物も大変です。

せっかく光合成するために種子に存在していた栄養分を使って地上に出ようとしているのに、深過ぎると地上に出る前に栄養分を使い切ってしまうかもしれません…。

日の目を見る前に力尽きるなんて…(´;Д;`)

やり直しが大変

硬い種子など、発芽率の低い種子に対して播種後に何か対策を施そうとしても、埋めた正確な位置が分からないと掘り出すのが大変です。

あんまりないかもしれませんが…。

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どちらでもない種子

光があろうとなかろうと、発芽する種子もあります。

そういった場合には、好光性種子、嫌光性種子を巻く時の気をつけることを考え、どちらが管理しやすいかで蒔き方を変えといいですね。

好光性種子か嫌光性種子か分からない時

メジャーな植物などは、ネットで探せばそれが好光性種子なのか、嫌光性種子なのか、情報が出てきます。

(パキポディウム・グラキリスは好光性種子、オペルクリカリア・パキプスなんかは嫌光性とかとか)

じゃあそういう情報が見つからない時はどうすればいいのか。

勘や色んな播種方法を自分なりに試してみるのがいいです。

そんなこと言っても人気の種子は高いの!
少しでも発芽率あげたいの!

という時に試してみたいのが植物ホルモン「ジベレリン」です。

ジベレリンはフィトクロムの働きにより生成される植物ホルモン。この作用でようやく種子は発芽モードになります。

てことは好光性種子だ、嫌光性種子だ、660nm(☝︎ ՞ਊ ՞)☝︎とか気にせず、ハナからジベレリンを使ってみるのも選択肢の一つです。

こちらは製品や種子によって、効果ある濃度が異なるようなので、発芽率上げたい種子の実験したら報告したいと思います(°▽°)

SWELL

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