ボスウェリア・ネグレクタの発根管理#1

思いもよらぬところでボスウェリア・ネグレクタ(Boswellia neglecta)の未発根現地株との出会いが。

ネグレクタは実生もやってますが、やっぱりその特徴がよく出てる成長した株もいいものです…(°▽°)

思わず購入してしまったので、発根管理をしていきます。

※実生はこちら。

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目次

現地株発見!(売ってました)

コロナが第五類に指定されたことにより、色々なイベントが以前のように規制なく開催されるようになってます。

と、いうことで知人に誘われて植物の合同販売会に行ったときのこと。

管理人が住んでいる地方都市では1〜2を争う規模のイベントで、多肉植物はもちろん、ビカクシダや山野草なんかも販売されていて、イベント会場の中は大盛況。

塊根植物もチラホラ販売されてますが、どれも発根済みでお値段もなかなかのものばかりです(^◇^;)

チタノタかっこええのぉなんてフラフラしてると、床に置かれた段ボールに無造作に入れられてる木が目に入りました。

あまりにも無造作過ぎて、チランジアを飾る流木かと思ったんですけど(笑)

ボスウェリア・ネグレクタ現地株

ネグレクタくんでした(゚o゚;;

あまりここら辺でベアルートの株売ってないので感激です(笑)

しかもすでに新芽が出てきてる。

ボスウェリア・ネグレクタ現地株

ここであったのも何かの縁でしょう。

即購入。

みんな思い思いの植物たちをカゴに入れてます。

何も知らない人からしたら、枯れ木をカゴに入れて意気揚々と帰る僕の姿はさぞかし奇妙に映ったことでしょう…(´;Д;`)

ネグレクタ発根管理について

発根管理の方法

さてさて、以前記事にしたグラキリスは、水耕で発根管理をしました。

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今回は完全水耕ではなく、水苔を使って発根管理をしていきたいと思います。

水耕でも問題を感じたことはありませんが、やっぱり水の中で生まれた根は、土に植え替えた時に幾分の不安が残ります。

とはいえ用土で発根管理すると、確認のために株を用土から抜くのも一苦労。(戻すとき大変)

ということで、今回は水苔です。

使うもの① オキシベロン液剤

発根管理といえば、みんな大好きオキシベロン

効果あるのか、効果ないのかは同一条件下で比較したことがないので分かりません(°▽°) 使わずに失敗したら後悔しますし。

しかし、発根促進剤という名を冠しているのに使わぬ手はないでしょう。

使うものその② ラピッドスタート(GH Rapid Start)

これもグラキリスでも使ったもの。

グラキリスの発根管理でも書いてますが、植物の成長に欠かせぬ成分が盛り沢山。

  • 窒素(N)… 1.0%(※)
  • 五酸化リン酸(P2O5)… 0.5%
  • 酸化カリウム(K2O)… 1.0%
  • モリブデン(Mo)… 0.001%

※アンモニア性窒素0.7%+硝酸性窒素0.3%

使うものその③ よく切れるカッターor剪定鋏

ベアルートの株は、往々にして腐れが入っている場合があります。(中が黒くなってる)

そういった部分からは発根しないどころか広がってしまう恐れがあるのでカットします。

その時に使う道具として、デカいカッターか剪定鋏を使います。

繊維を潰さないようにカットするため、できるだけ切れ味が良いものを使うのが良いです。

とはいえそれなりな太さになると剪定鋏を使った方が安全です。

使うものその④ 水苔

水苔で管理するので、当然のことながら水苔は必須。

アグラオネマなど育てる時は品質も気にしますが、発根管理ではあまり気にしなくても良いと思います。

アイリスオーヤマ 水苔 最高級水苔 AA+ 75g

ネグレクタ発根管理開始-前半(2023/07/02)

まずは根っこの部分をカット。

いきなり長くカットするんではなく、中を見ながら黒い部分が無くなるまで少しずつカットしてきます。

ボスウェリア・ネグレクタ現地株

黒い部分が目立たなくなるまで切り進めました。

溶液に浸かる面積を増やすために、斜めにカットする派です。

ボスウェリア・ネグレクタ現地株

そうしたらここで、オキシベロンの登場。

だいたい半日くらいカットした部分を浸けておきます。

ネグレクタ発根管理開始-後半(2023/07/02)

オキシベロン浸け開始から12時間経過したので、取り出します。

水苔の中に植えていきますが、念のため、水苔は使う前に熱湯消毒しておきます。

熱湯かけて数分浸けておくだけ。

自然に冷めるのを待つのでなく、いつも水かけて冷ましてます。

ボスウェリア・ネグレクタ現地株の発根管理

水苔に植えたら、ラピッドスタートを混ぜた水で灌水。

さて、ここから腰水などはしません。

でも乾く前にラピッドスタート水を補充してあげましょう。

ネグレクタ発根管理14日目(2023/07/16)

発根管理を始めてから2週間が経過。

まだまだ根っこは見えません。

代わりにぐじゅぐじゅになってます。

ボスウェリア・ネグレクタ現地株の発根管理

水苔で管理しているとこれが良くて、確認のために株を抜いても元に戻しやすいという利点があります。

用土に植えてるとこうはいきません。

買った当初から見えていた新芽が更に芽吹いてきました。

根っこないのに、胴体にしっかり水を蓄えてるんですね(°▽°)

ボスウェリア・ネグレクタ現地株の発根管理

ネグレクタ発根管理20日目(2023/07/23)

早っ(゚o゚;;

ボスウェリア・ネグレクタ現地株の発根

なんかもう発根しました…嬉しいんですけど早過ぎてなんとも言えません(笑)

元々の状態が良かったのが一番の要因だと思われます(笑)

ボスウェリア・ネグレクタ現地株の発根

それにしても発根する時は主根がひょろっと出てくるかと思ったんですが、一斉に生えてきましたね(^◇^;)

根が生えたことが確認できたので、もう用土に植え替えます。

もう少し根が生えてからの方がいいとは思います。

思うんですが、状態良さそうでここから崩れなそうなので植え替えちゃいます(笑)

根が伸び過ぎて水苔に絡んでしまったら、無理せず取れない水苔ごと植え替えた方がいいです。
根を切ってしまうことの方が問題です。

ネグレクタ発根管理21日目(2023/07/24)

用土に植え替えてから1日しか経ってないので、調子はもちろん崩れてません(笑)

遠目に見ても葉の緑が見えるくらいになってきました。

ボスウェリア・ネグレクタ現地株

ここから葉が生え揃うにはもう少し時間が必要ですが、発根管理としては成功かと(°▽°)

ボスウェリア・ネグレクタ現地株

ネグレクタ発根管理まとめ

予想よりかなり早く発根してくれました。

所要期間20日(笑)

もちろん今回の場合、より良い株に巡り会えた、というのが一番の要因だと思います。

休眠中の株だったりすると、起きるまでに時間も必要になってしまいますし。

とりあえずこれで葉が生え揃ってくれれば…完璧です!

ではではまたー(°▽°)

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