ボスウェリア・サクラ(Boswellia sacra)の実生記録。
サクラとありますが、桜とは関係ありません。
カンラン科ボスウェリア属。
この樹皮から採れる樹皮は乳香(フランキンセンス)と呼ばれていて香料の原料とされるようです…が、単にその見た目が好きです(°▽°)
灌木はどこか趣があります。
ボスウェリア・サクラの実生失敗続き
ボスウェリア・サクラの種子は比較的入手しやすいのですが、アガベやパキポに比べると実生難易度は高いです。
そもそも発芽率も低いことに加えて、腰水をいい感じに切り上げないとひょろひょろに伸びた後、倒れてそのまま召されてしまうことが多い。
10粒中3粒発芽。ひょろひょろ後ロスト。
10粒中2粒発芽。やっぱりひょろひょろ後ロスト。
さて3度目の正直となるか?
ボスウェリア・サクラ播種(2021/09/18)
懲りずに再び10粒蒔きます。
海外ナーセリーから個人輸入した種子です。
※種子の個人輸入についてはこちら。
いつ見てもヤジリみたいな種子です。
例によって一晩メネデールに浸けて播種。
ただし腰水にはしましたが、ラップもかけず、蓋付きケースにも入れないで蒸れないようにしてみました。
その代わり用土表面でなく、少し種子上に赤玉土極小粒を被せています。
ボスウェリア・サクラ実生6日目(2021/09/24)
3粒ほど発芽。
発芽までの1週間、平均温度は26℃。平均湿度は61%。
温度は±2℃、湿度は±12%程でした。
※温度・湿度の管理にはこちらの記事の温度計を使うと便利です。
ボスウェリア・サクラ実生8日目(2021/09/26)
なんとか茎が伸び始めました。
他の7粒は動きなし。
何度見ても不思議な双葉(°▽°)
ボスウェリア・サクラ実生14日目(2021/10/02)
1粒ロスト(´;ω;`)
一瞬で溶けてしまいました…。
残る2粒はなんとか頑張れそうな雰囲気ではあるので、腰水を継続します。
ボスウェリア・サクラ実生19日目(2021/10/07)
倒れました…倒れてしまいました…(´;Д;`)
茎の途中が茶色く変色しているので、立ち枯れのようにも見えますが…。
真ん中の株は双葉の間から新しい葉を展開する雰囲気が。
思い切って腰水やめます!
ボスウェリア・サクラ実生23日目(2021/10/11)
生き残った株はモリモリ成長してきました(°▽°)
せっかくの成長なのに、ピントが合ってない(笑)
それに今回はひょろひょろ伸びている感じがありません。
これは良い傾向と捉えて良いのでは(((o(*゚▽゚*)o)))
ボスウェリア・サクラ実生31日目(2021/10/19)
モリモリと本葉も展開中。
心なしか茎も少し太くなってきました。
用土が乾かないように灌水していますが、受け皿には残らないくらいにあっさり水やりしてます。
ボスウェリア・サクラ実生41日目(2021/10/29)
安心感のある成長を見せてくれます。
そろそろ双葉は役目を終えて枯れ落ちそう。
代わりに本葉はしっかりしてきました。
ボスウェリア・サクラ実生50日目(2021/11/07)
発芽してから1ヶ月半でだいぶ葉が多くなりました。
今切ったら乳香は出るんでしょうか?
怖すぎて試せません…(゚o゚;;
ボスウェリア・サクラは外気温が18℃以下になる事は避けた方がいいようですが、ここ数日20℃程度の気温で推移しています。
それでもスクスク成長してます。
別アングルから根本を撮ってみました。
根元の色、少し変化してきています。
ボスウェリア・サクラ実生1ヶ月半まとめ
- 発芽率30%(3/10)
- 生存率10%(1/10)
- 腰水は発芽したら終えたほうがいいかも
ひょろひょろと伸びる系の種子は、腰水は発芽のために行うものと割り切った方がいいかもしれません。
その分しっかり水やりする必要があります。
センナもですが蒸れるとすぐに倒れてしまいますね…(゚o゚;;
ここまできたら、しっかり木質化してほしいです…。
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